素人には分からない! 事故車の破損度

「車体が少しへこんだだけなのに、思ったより修理費が高くついた」という話をよく聞きます。これは金額をたっぷり上乗せされた? いいえ、そうではありません。これは、見えないところに思わぬ破損が見つかった結果です。

一見しただけでは軽症に見える破損でも、プロが診断してみると車体の深部やエンジン部などに重傷が見つかることもあります。実際、バンパーの傷だけだと思っていたのに、修理に出すと、なんとフレームのゆがみが見つかった、という事例が少なくありません。

また、反対のケースもあります。
「修理代が高くつくだろうな……」と修理に出したところ、破損した部品(パーツ)の適合品が見つかり、部品の交換のみで思ったよりも修理代が安くついた、という事例もあります。

このように、事故車の修理について、素人判断をくだすのはオススメしません。
「バンパーの傷ぐらいなら、自分で直そう」「修理代が高くつきそうだから、もうあきらめよう」と、故障箇所を詳しく調べずに自分で決めてしまうのは危険です。必ず車修理のプロに見てもらい、見積りを出してもらいましょう。

事故車の修理見積りはどこに依頼する?

事故車を修理する場合、「修理見積り」を出してもらってから正式に修理を依頼します。
さて、修理見積りはどこに依頼すればいいのでしょうか?

  • 車を購入したディーラー
  • 車修理業者

通常は、上記のどちらかに修理の見積りを依頼します。複数の会社に修理の見積りを依頼することもできます。

ここで注意しておきたいのは、修理費は一定ではないということ。業者によって修理費には差があります。また、ディーラーの場合は修理見積りは割高になるのが一般的な見解です。つまり、修理費にはこれといった相場がなく、業者によって何通りもの見積額が出てくる可能性があります。

修理費を少しでも抑えたいところではありますが、しっかり修理をしてもらえなければ意味がありません。
見積りを一つの判断材料として、修理を依頼しましょう。

修理か買い替えか? 保険金をチェック

事故車を修理する場合、保険金で修理費を補填しますが、全額負担してもらえない場合もあります。
全損などで修理費が高額だった場合、「車を修理するよりも買い替える方が出費を抑えられる」というケースが出てきます。

買い替える場合は、事故車を買い取ってくれるかどうか、買取店に相談してみましょう。
「事故車は売れないのでは?」いいえ、事故車でも買い取ってもらえる場合があります。
事故車の買い取りについては、「事故車でも売却は可能?」のページで詳しくご紹介していますので、そちらをご覧ください。

修理か買い替えかは、多いに悩むところです。悩む大きな理由の一つは、「お金」ではないでしょうか?
それならお金の問題を早々にクリアしたいところ。保険金をチェックしたら、早めに査定することをオススメします。「まとめて車査定」なら、複数の会社から買い取り査定の見積りを取ることができ、お車の相場価格がわかります。もちろん、事故車でも査定してもらえます。

修理か買い替えかを決めるために、まずはお車の価値を確認しましょう。