契約内容の変更とは？
車を買い替えたら、保険会社に「契約車両の変更手続き」を申請します。契約車両の変更手続きとは、保険に加入している車、つまり今まで乗っていた車から、新しく買い替えた車へと保険を移動させることをいいます。
自動車保険は「保険証券に記載してある車のみ」が補償対象となるので、契約車両の変更手続きをせずにいると、新しく買い替えた車は無保険のままで乗ってしまうことになります。
契約車両の変更手続きをするには、「車を買い替えてから○○日以内」というように、有効期限が設けられている場合があります。車を買い替えた際には、なるべく早く契約車両の変更手続きをしましょう。
ここで注意しておきたいのが、契約車両の変更には保険会社によって条件があるということ。所有者や新しく買い替えた車によって変更できない場合もあります。詳しくは、加入している保険会社へお問い合わせください。
契約車両を変更すると等級はどうなるの？
「ノンフリート等級」という制度をご存じでしょうか？
事故の有無などによって保険料が割引もしくは割増になる制度で、多くの自動車保険会社が導入しています。この制度の利用により、保険料が割安になっている優良ドライバーもいらっしゃることでしょう。
さて、このノンフリート等級、車を買い替えた場合はどうなるのでしょうか？ 契約車両の変更により、リセットされてしまうのでしょうか？
この疑問を解決すべく、主な自動車保険会社に問い合わせてみました。
結果、ほとんどの自動車保険会社で等級が引き継げることがわかりました。今まで蓄積してきた割引・割増は継続され、事故履歴もそのまま引き継げるそうです。
中には、保険会社を変更しても、以前の等級を引き継げる制度を設けている保険会社もあります。
しかし、ここでも注意が必要です。保険会社によって等級の内容が細かく設定されているため、場合によっては引き継ぎできないこともあるようです。
せっかくの割引制度を賢く利用するためにも、加入している保険会社で、「車の買い替えにともなうノンフリート等級の引き継ぎ」について問い合わせしてみましょう。
